糖尿病の初期症状の中には汗をかきやすくなる症状が

見られます。

 

 

汗をかくのは自律神経の影響が大きいのですが、糖分の摂取量が

多いと体内の血中糖分の濃度が高くなり、糖尿病の三大合併症の

一つである神経障害が起きやすくなります。

 

 

神経障害が起こす症状は様々ですが、手足の痛みから発汗障害、

立ちくらみなど全身に悪い影響を及ぼします。

 

 

三大合併症の他の症状の腎症と網膜症は初期段階が

分かりにくいのに対し、神経障害は初期症状が分かりやすいので、

初期のうちに改善する事が必要です。

 

 

症状が悪化すると足の壊死や突然死の原因になるので、

早めに病院に行って医師の診断を受ける事が大切です。

 

 

神経障害が起きる原因
人間の体内にある神経には中枢神経と末梢神経があります。

 

 

この二つのうち糖尿病の影響を受けるのは末梢神経です。

 

 

末梢神経には暑さや寒さを感じたり、会話や動作、体温や発汗の

働きをコントロールする役目がありますが、神経障害が起こると

これらの役目が果たせなくなり、日常生活が困難になります。

 

 

初期症状を放置して高血糖が続くとブドウ糖の量が多くなり、

神経細胞内にソルビトールという成分が蓄えられるようになります。

 

 

ソルビトールはダイエット甘味料として利用されていますが、

日本国内ではブドウ糖から生成しているため摂り過ぎると

糖分過多になり、高血糖の原因になります。

 

 

高血糖の状態で血行障害が起き、血液内の栄養分などの運搬が

滞るのも神経障害の原因となるので、ダイエット時のソルビトールの

摂取量も注意する必要があります。

 

 

自律神経に障害がある糖尿病患者とそうでない人の違いは、

汗をかくタイミングです。

 

 

通常では気温が高い時や発汗作用のある香辛料が含まれる物を

食べた時などに汗をかきますが、暑さを感じない時でも汗を

かいたりします。

 

 

この段階になると初期症状からかなり進行しているのが分かります。

 

 

初期症状の時の汗とこの段階の汗を比べるとは変化があり、

強烈な甘酸っぱい臭いがする事があります。

 

 

糖尿病の原因

糖尿病の神経検査には膝やアキレス腱の反射を見て

診断する方法があります。

 

 

神経電動速度や心電図など、検査項目は多岐にわたりますが、

早期発見のために必要な検査を受ける事が必要になります。

 

 

検査する前に神経障害の症状や原因について知識を

得ておく事も大切です。

 

 

同じ神経障害でも糖尿病が原因ではなく別の病気が

隠れている場合があるので、全身の検査を受ける事が

必須となります。

 

 

糖尿病が原因ではないと判明した場合でも、症状が

悪化しないうちに治療を受けるようにしましょう。

 

 

神経障害の治療法では、ソルビトールの除去と血糖の量を

コントロールする事を心がけなければなりません。

 

 

薬物療法に加え、普段の生活を管理する事が大切になります。

 

 

治療途中で体に痛みを感じる事がありますが、傷みが激しい場合は

勝手に中断する事をせず、医師と相談して症状に応じた治療法を

続けるようにしましょう。

 

 

糖尿病の治療時の生活で心掛ける事

 

 

糖尿病の治療時の生活は食生活と運動の習慣を取り入れる事が

大事です。

 

 

高血糖による合併症を未然に防ぐためには薬物療法だけなく、

生活習慣の改善を加えると治療効果が期待出来ます。

 

 

特に食事療法は症状の回復につながるので、

おろそかにしない事が必要です。

 

 

病院で一日に必要な摂取量を提案してくれるので、

バランス良く食べる事を心がけましょう。

 

 

食事は主食・主菜・副菜の組み合わせを意識して摂ります。

 

 

主食は米やパン、うどんなどの糖質類が含まれる食品、

主菜は肉や魚などのたんぱく質や脂質を含んだおかず、

副菜は野菜類などビタミンやミネラルなどの栄養分が含まれた

おかずです。

 

 

この三食に加えてカルシウムが摂れる牛乳やチーズ、ヨーグルトなどの

乳製品、果物を摂るようにすると良いでしょう。

 

 

糖尿病は食品成分表などを見ながら栄養成分のチェックを行い、

食事療法に役立てる事が必要です。

 

 

食事療法は医師に指導を受けて行うので、個人によって摂取量が

変わります。

 

 

最初に標準体重を身長(m)×身長(m)×22の公式で求め、

一日の摂取エネルギーを計算します。

 

 

一日のうちで行う運動や仕事によって計算の結果が変わります。

 

 

肉体労働や運動量が多い人はその分摂取エネルギーが

多くなります。

 

 

糖尿病だからと言って極端に糖質の制限を行うのではなく、

一日3食他の栄養素を含む食品と一緒にバランス良く摂るように

しましょう。

 

 

お菓子やアルコールを食べ過ぎると血糖値が上がるので、

控えめにすると良いでしょう。

 

 

また、食品成分表の他に食品交換表を利用すると一日に

必要な量が分かります。

 

 

各食品の80㎉になる量を一単位として、食品の摂取量で

何単位になるか見ることが出来ます。

 

 

一日に必要な指示単位は摂取するだけの指示エネルギー量を

80㎉で割った単位数となります。

 

 

自分が食べる量を予め知ってから食事日記をつけておき、

一日の食事の内容や量を理解していくと、改善する所があった場合に

対処出来るようになります。

 

 

食事の時に噛む回数を多くすると少量でも満足出来ますし、

運動を行うと合併症を予防する事が出来ます。

 

 

汗のにおいを抑える方法

 

 

糖尿病による汗のにおいを抑えるには、自律神経をコントロールする事で

改善出来ます。

 

 

汗をかいた時の対処法は、ハンカチやタオルを携帯して汗を

おさえたり、入浴時の石鹸を変えたりシーツなどの寝具や

タオルの洗濯、こまめに衣服を変えるなどがあります。

 

 

汗をかいたままにしておくと風邪の原因にもなるので、

放っておかない事が大切です。